私はこの夏二度にわたって手足口病という名の嵐の中に身を置くことになりました。一度目は七月の初め、保育園から戻った娘から移ったもので喉の激痛と熱にうなされました。一週間かけてようやく復活し「これで私の体には強力な免疫ができたはずだ」と勝利宣言をしたつもりでした。しかし八月の終わり、今度は別のクラスで流行した手足口病の波が再び我が家に押し寄せたのです。最初は「まさか」と思いましたが手のひらに浮かび上がったあの特徴的な赤い斑点を見た瞬間私は膝から崩れ落ちました。一度目の教訓から私は自分の免疫を盲信し看病の際のマスクや手洗いを少し疎かにしていた部分があったのかもしれません。二度目の戦いは一度目とは少し違う展開でした。熱はあまり出ませんでしたが足の裏の発疹が異様に痛く歩くことさえままならないという別の苦しさが待っていました。医師から「別の型のウイルスですね」と説明された時私は自然界のウイルスがいかに狡猾で多様であるか、そして自分の免疫がどれほど「融通の利かない頑固な職人」であるかを悟りました。私の防衛軍は一度目の敵(コクサッキーA16型)に対しては完璧な迎撃態勢を整えていましたが二度目の敵(エンテロウイルス71型)が来ると「これは知らない顔だ」と門を開けてしまったのです。この二度の闘病を通じて得た自己防衛の真実は免疫は全知全能ではないという謙虚な認識でした。一度かかったことは免罪符にはなりません。それどころか一度目の消耗が回復しきっていない状態で二度目の攻撃を受けると精神的なダメージは倍増します。私はそれ以来プールの後の消毒や外出後のうがいを「宗教的な儀式」のように徹底するようになりました。そして何より自分の体力の「余白」を常に残しておくことの重要性を知りました。免疫がウイルスを倒すためにはそのエネルギーを供給し続ける私の生活基盤が安定していなければなりません。二度の手足口病は私に健康を過信しないこと、そして目に見えないミクロの隣人たちとの戦いには終わりがないことを教えてくれました。今私の腕の中で眠る娘の肌は再び綺麗になりましたが私たちの体内にはこの夏に刻まれた二つの勝利の記憶、すなわち二種類の抗体が静かに息づいています。この記憶を大切にしつつ、来たるべき新しいウイルスとの遭遇に備えて私は今日も石鹸で手を洗い温かいお茶を飲みます。戦いは続きますがそのたびに私は少しずつ強くなっていると信じています。
手足口病との二度目の戦いを経験して学んだ自己防衛の真実