三ヶ月ほど前のことですが、歩くたびにパンツのラインが擦れるような違和感を覚え、お風呂で確認してみると、右側の足の付け根にパチンコ玉ほどの大きさの赤く腫れたできものができていました。最初は「剃刀負けかな」とか「少し蒸れてニキビができただけだろう」と軽く考えて、家にあった市販の抗生剤軟膏を塗って様子を見ていました。しかし、二日経っても三日経っても腫れは引くどころか、徐々に硬さを増し、ついには下着が触れるだけで飛び上がるほどの激痛が走るようになりました。歩く時も右足をかばうような不自然な格好になり、仕事に集中することさえ難しくなりました。場所が場所だけに、皮膚科に行くべきか、それとも婦人科に行くべきか非常に悩み、鏡の前で何度も自分の患部を見つめては溜息をつく日々でした。結局、できものが少し内側の粘膜に近い場所まで広がってきた感覚があったため、私は意を決してかかりつけの婦人科を受診することにしました。受付で「足の付け根にできものができて痛い」と伝えるのは勇気がいりましたが、スタッフの方は非常に事務的に、かつ優しく対応してくれ、それだけで少し肩の力が抜けました。診察室に入り、医師に患部を診せると、ものの数秒で「これは毛嚢炎がひどくなって膿瘍化していますね。かなり痛かったでしょう」と言われました。場所柄、蒸れやすいために菌が繁殖しやすかったようです。医師はその場で、溜まった膿を出すための小さな処置をしてくれました。針で突かれたような一瞬の痛みはありましたが、膿が出た瞬間に、それまで皮膚を内側から突き上げていたパンパンな圧迫感が嘘のように消えていくのを感じました。処方されたのは内服の抗生物質と、炎症を抑える塗り薬でした。帰り道、あれほど辛かった歩行時の痛みが劇的に軽減していることに驚き、もっと早く病院に来れば良かったと心から後悔しました。私が一番恐れていたのは、何か重大な病気ではないかという不安と、診察時の恥ずかしさでしたが、専門の医師にとっては日常的な症例の一つであり、手際よく対処してくれる存在なのだと身を以て知りました。その後、一週間ほどで腫れも赤みも完全に引き、跡も残らずに綺麗に治りました。この経験から学んだのは、デリケートゾーンに近い場所のできものは、自分一人の判断で放置してはいけないということです。特に痛みを伴う場合は、身体が「助けて」とサインを出している証拠です。恥ずかしさは一瞬ですが、放置したことによる苦痛は長く続きます。もし今、同じような場所にできものができて悩んでいる女性がいたら、迷わず婦人科や皮膚科を受診してほしいと思います。プロの手を借りることで、驚くほど速やかにその苦しみから解放されるのですから。